毎度どうも、カニクルです。
皆さんの自転車、静かに走っていますか?
自転車に乗っていると、どこからともなく聞こえてくる謎の異音。
キーキー。
カチカチ。
ゴリゴリ。
一度気づいてしまうと、もう気になって仕方がありません。
ペダルのあたりから聞こえる気がする。
いや、後輪かもしれない。
もしかするとサドル付近?
走りながら耳を澄ませても、音がフレーム全体に響いて全然わからん!
というわけで今回は、自転車から異音がしたときに原因を探す方法をまとめてみました。
音の種類だけで決めつけず、どんな操作をしたときに鳴るのかを確認していくのがポイントです。
それではいってみよう!
まずは無理に乗らない
しょっぱなからずっこけるかもしれませんが、変な音がしてるのに乗り続けるのはちょい危険。
異音の原因は、チェーンの油切れや泥除けの緩みといった軽いものから、ブレーキや車輪の異常までさまざまです。
次のような症状がある場合は、原因を調べるための試走もやめておきましょう。
- ブレーキの効きが悪い
- 車輪やハンドルが大きくガタつく
- 車輪やペダルがスムーズに回らない
- 部品が外れそうになっている
- フレームやフォークに亀裂、変形がある
- 金属を削るような大きな音がする
異音が気になるから、もう少し走って様子を見てみよう。
これが一番よろしくありません。
安全な場所へ自転車を止めて、押し歩きや車輪の空回しで確認します。
原因が分からない場合や、ブレーキ・車輪・フレームが怪しい場合は、おとなしく自転車屋さんに見てもらいましょう。
とりあえず注油!はちょっと待った
キーキー音が聞こえる。
油を差せば直りそう!
そんな気がしてきますが、とりあえず音のするあたりにオイルをブシャー!はやめましょう。
特にブレーキシュー、ブレーキパッド、リム、ディスクローターへ油が付着すると、ブレーキが効かなくなるおそれがあります。
それから、グリスが入っているベアリング部分へオイルを流し込むのもおすすめできません。
オイルとグリスの使い分けについては、こちらの記事で紹介しています。
まずは注油せず、音が鳴る条件を探してみます。
音が「いつ鳴るか」で絞り込む
異音探しで重要なのは、キーキーやカチカチといった音の表現より、どんな操作をしたときに鳴るかです。
ざっくりまとめるとこんな感じ。
| 音が鳴る場面 | 怪しいところ |
|---|---|
| ブレーキをかけたとき | ブレーキシュー、パッド、リム、ローター |
| ペダルを漕いだとき | チェーン、変速機、ペダル、クランク、BB |
| ペダルを止めても鳴る | 車輪、タイヤ、泥除け、ブレーキ、ハブ |
| サドルから腰を浮かせると消える | サドル、シートポスト |
| ハンドルを動かすと鳴る | ヘッドパーツ、ステム、ワイヤー、カゴ |
| 段差を越えたときだけ鳴る | 泥除け、スタンド、カゴ、キャリア、鍵 |
安全に走れる状態なら、平らで周囲に障害物のない場所を選び、低速で一つずつ条件を変えてみましょう。
ブレーキをかけたときだけ鳴るのか。
ペダルを止めても鳴るのか。
サドルから腰を浮かせると消えるのか。
こうやって音の発生条件を変えていくと、怪しい場所がだんだん絞れてきます。
異音探し、地味ですがちょっとした推理ゲームです。
ブレーキをかけるとキーキー鳴る
ブレーキ操作に合わせて音が鳴るなら、まずはブレーキ周辺を確認します。
ただし、自転車にはいろいろな種類のブレーキがあり、それぞれ対処方法が違います。
リムブレーキの場合
ホイールのリムをゴム製のブレーキシューで挟むタイプです。
主な原因としては、このあたり。
- リムやブレーキシューの汚れ
- ブレーキシューに刺さった異物
- ブレーキシューの摩耗や硬化
- ブレーキシューの取り付け角度
- ホイールの振れ
まずはリムとブレーキシューを目で確認します。
ブレーキシューに砂や金属片が刺さっていないか。
溝がなくなるほど摩耗していないか。
ゴムがひび割れたり、カチカチになったりしていないか。
ブレーキシューが斜めに当たっていたり、片側だけリムへ触れていたりする場合は、位置の調整が必要です。
ローラーブレーキの場合
一般的なママチャリの後輪でよく見かけるブレーキです。

ローラーブレーキ内部のグリスが不足すると、ブレーキをかけたときにキーキーと大きな音が出ることがあります。
ローラーブレーキには専用グリスの注入口があります。
詳しい確認方法はこちら。
使用するのは必ずローラーブレーキ専用グリス。
チェーンオイルや、家に転がっていた謎のスプレーを注入してはいけません。
ディスクブレーキの場合
ディスクブレーキが鳴く原因はいくつかあります。

- ブレーキパッドの摩耗
- パッドやローターへの油分の付着
- ローターの汚れや変形
- キャリパーの位置ズレ
- 雨や水分
- 新しいパッドとローターのなじみ不足
特に注意したいのが油分の付着です。
パッドとローターは摩擦で自転車を止めています。
そこへ油を塗るということは、わざわざ滑りやすくしているようなもの。
絶対に注油しないでください。
ブレーキパッドの点検と交換についてはこちら。
音だけでなくブレーキの効きまで悪くなっている場合は、乗らずに点検してもらいましょう。
ペダルを漕いだときだけ鳴る
ペダルを回している間だけ音が鳴り、足を止めると静かになる。
そんな場合は、チェーンやクランクなどの駆動部分が怪しくなってきます。
チェーンがキシキシ・ジャラジャラ鳴る
まず確認したいのがチェーン。
チェーンが乾燥していたり、汚れやサビがたまっていたりすると、キシキシ、ジャラジャラと音が出ます。

- チェーンの表面が乾いている
- 赤茶色のサビが出ている
- 黒い汚れが大量に付着している
- 一部のコマだけ動きが悪い
- 変速するとチェーンが暴れる
こんな状態なら、洗浄と注油を試してみましょう。
注油後は、チェーン表面に残った余分なオイルを拭き取ります。

いっぱい付けた方が長持ちしそうな気もしますが、表面のオイルは砂やほこりを呼び寄せます。
チェーンの内部へオイルをなじませ、外側はきれいに拭く。これでおっけー。
特定のギアだけカチカチ鳴る
特定のギアに入れたときだけカチカチ、ガラガラと鳴る場合は、チェーンとギアの位置が合っていない可能性があります。
変速ワイヤーの調整ズレや、ディレイラーの位置ズレなどが考えられます。
また、チェーンが摩耗していると、スプロケットとうまく噛み合わず、変速不良や歯飛びが起きることも。
清掃と注油をしても改善しない場合は、チェーンやギアの摩耗を確認してもらいましょう。
一回転ごとにギシッと鳴る
ペダルを一回転させるたびに同じ場所で音がする。
そんなときは、このあたりが容疑者です。
- ペダルの取り付け部分
- ペダル内部のベアリング
- クランク
- チェーンリングの固定ボルト
- ボトムブラケット
- 靴や靴ひも
靴底とペダルがこすれていただけ、という平和な結末もあります。
それから、サドルから腰を浮かせた状態で漕いで音が消えるなら、犯人はサドルやシートポストかもしれません。
ペダルの回転に合わせて音が鳴っていたからといって、必ずしもペダル周辺とは限らないのが異音探しのやっかいなところ。
ログアドベンチャーのBBとクランクを交換したときの記事はこちら。
クランクやBBに大きなガタがある場合は、そのまま乗り続けないようにしましょう。
ペダルを止めても鳴り続ける
ペダルを漕がずに進んでるときも音が鳴るなら、チェーンやクランク以外が原因かもしれません。
自転車を降りて、車体が倒れないように注意しながら前後の車輪を回してみます。
タイヤや泥除けが触れている
タイヤへ泥除け、スタンド、ワイヤーなどが触れていると、車輪の回転に合わせて音が鳴ります。
一部分だけが周期的に接触する場合は、タイヤが正しく装着されていなかったり、ホイールが振れていたりする可能性も。
ついでにタイヤの状態も見ておきましょう。
大きな傷、ひび割れ、内部の糸が見えている場合は交換が必要です。
ディスクローターがシュッシュッと鳴る
ディスクブレーキでは、ローターとパッドがわずかに接触して、車輪の回転に合わせてシュッ、シュッと音が出ることがあります。
車輪の取り付け位置、キャリパーの位置ズレ、ローターの変形などが主な原因です。
ローターが大きく曲がっていたり、ブレーキの効きに異常があったりする場合は、自転車屋さんに確認してもらいましょう。
車輪からゴリゴリ音がする
車輪を回したときにゴリゴリとした感触があるなら、ハブ内部のベアリングや軸が怪しい。
車輪を左右へ軽く動かして、大きなガタがないかも確認します。
ハブの分解や調整は、専用工具やある程度の知識が必要です。
回転が重い。
ガタが大きい。
金属を削るような感触がある。
そんな場合は、無理に乗らず点検してもらうのがおすすめです。
ハンドルを動かすとミシミシ鳴る
ハンドルを左右へ動かしたときに音がする場合は、次の場所を確認します。
- ブレーキや変速ワイヤー
- ワイヤーとフレームの接触部分
- ステム
- ハンドル
- ヘッドパーツ
- 前カゴやライト
ワイヤーがフレームへ触れているだけなら、位置を少し変えることで静かになる場合があります。
前ブレーキをかけた状態で車体を前後へ揺らし、ヘッド周辺にガタがある場合は要注意。
ステムやヘッドパーツは、自転車の進行方向をコントロールする重要な部分です。
調整方法が分からない場合は、勘と勢いで締め込まず、自転車屋さんへ持っていきましょう。
段差でカタカタ鳴る
平らな道路では静かなのに、段差を越えるとカタカタ、ガチャガチャ。
この場合は、自転車本体よりも後から取り付けた部品が怪しいかもしれません。
- 前カゴ
- 泥除け
- スタンド
- ライト
- ベル
- ボトルケージ
- キャリア
- 鍵
- バッグの金具
- 携帯工具
犯人は自転車ではなく、カゴの中で暴れている鍵でした!
ということもあります。
部品を一つずつ手で軽く動かし、緩みや接触がないか確認しましょう。
ネジを締める場合は、サイズの合った工具を使用します。
緩んでいるなら親の仇のごとく締めてやろう!という気持ちは抑えてください。
締めすぎると、ネジや取り付け部分がメゲます。
自分で確認するのはどこまで?
自宅でも確認しやすいのは、次のような範囲です。
- チェーン表面の汚れや油切れ
- 泥除けやワイヤーの軽い接触
- カゴ、ライト、スタンドなどの緩み
- タイヤ表面の傷や異物
- 鍵やバッグなどが発生させている音
反対に、次のような場合は自転車屋さんへ相談しましょう。
- ブレーキの効きが悪い
- 車輪、クランク、ハンドルに大きなガタがある
- ベアリングからゴリゴリ音がする
- ホイールが大きく振れている
- スポークが折れている
- フレームやフォークに亀裂、変形がある
- 清掃と注油をしてもチェーンが飛ぶ
- 原因不明の大きな音が続く
異音は、自転車から発せられる「ちょっとここ見てくれません?」というサインです。
音だけ無理やり消すのではなく、何が原因で鳴っているのか確認してあげましょう。
音が鳴る条件を変えて犯人を探そう
自転車の異音探しで確認したいポイントは、次の5つ。
- ブレーキをかけたときだけ鳴るか
- ペダルを漕いでいるときだけ鳴るか
- ペダルを止めても鳴るか
- サドルから腰を浮かせると消えるか
- ハンドル操作や段差に合わせて鳴るか
原因が分からないからといって、音のする場所へ手当たり次第にオイルを差すのは禁物です。
特にブレーキ周辺への注油は絶対にやめましょう。
音が鳴る条件を一つずつ変えていけば、怪しい場所はだんだん絞り込めます。
それでも分からない場合は、自転車屋さんに症状を伝えるだけでも修理の手がかりになります。
「キーキー鳴ります」だけでなく、「後輪ブレーキをかけたときだけ鳴ります」と伝えられれば、原因を探しやすくなりますよ。
ほいじゃまたね







コメント