パナモリピストをレストアするよ!第5夜「オシャレは足元から」

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パナソニックのクロモリピストのレストア物語、今回で第5夜となりました。

前回までのあらすじ

残すところはペダルのメンテナンスです。

今回の餌食はこちら。

タイオガのトゥークリップ&ストラップ付きのペダルです。
ペダル自体はどこのメーカーか不明ですが、よく見る形のやつですね。

アルミのケージがぐんにゃりと曲がっちゃってます。
とりあえずこいつもひん曲げて直してやりましょう。

ストラップの金具もサビサビです。

クリップとストラップを外す

とりあえずトゥークリップとストラップを外してやりましょう。
ストラップはペダルに通っているだけなのでするするーと抜いてやります。

ボルトとナットで固定されているトゥークリップを外します。

バラけました。

ケージを外す

ペダルの外側、ケージ部分を外していきます。
固定ボルトが錆びているのでなめないよう慎重に5-56をしっかり吹いて放置します。

裏面にも吹いて浸透するのを待ちます。

本体がバラけました。
小さいネジなのでなくさないようにまとめときましょうね。

ベアリングを分解する

いよいよ本丸、ペダルのベアリングとご対面。
軸の先端にハマっているプラスチックのキャップを外します。
先の細いものを隙間に突っ込んでこじって開けます。

うっへぇバチバチに錆びちゃっていますね。

ソケットを使ってナットを外してやります。

ペダルの固定側に15番のスパナをかけて回してやります。
正ネジなので反時計に回しましょう。

外側のナットが外れたら玉押しが見えてきます。
この玉押しでベアリングの玉の当たり方を調整することで、ベアリングの回転の滑らかさが決まります。

ソケットで回そうとしましたが、厚みが分厚くて穴にはまらず断念。
ホイールナット用のソケットレンチはハマりましたが長さが短くてナットに届かない…。

ラジオペンチでぐっと握って回してやります。

なんとか外せました。

ペダルの軸はこんな感じです。
玉押しと固定ナットの間に薄いワッシャーがハマっているので忘れないように。

ベアリングの清掃

続いてベアリングの玉をきれいにしてやります。
パーツクリーナーを吹いてきれいにしましょう。
風圧でブワッと吹き飛ばさないように注意します。

ちなみにこのペダルは片側13個ずつの玉が使われていました。
戻すときは数がきちんと揃っているか確認しながら戻します。

ペダル側にもクリーナーを吹きます。

サッビサビなのでどうなってるか不安ですがきれいになりました。

ペダルの軸もきれいにします。
こっちはサビのせいで傷が入ってしまっていました。

ベアリングの組み立て

軸を元通りに組んでいきます。
まずはペダルの玉受け側にグリスを塗っていきます。
ベッチョリ塗ると防水、防錆の効果はありますが、グリスそのものが回転の抵抗となってしまいます。
ほどほどの塗り方でとどめてやりましょう。

グリスを塗った玉受けにベアリングの玉を並べていきます。
13個きちっと揃っているかきちんと確認しましょう。

ペダルの軸にも薄くグリスを塗って、ペダル本体に差し込んでいきます。

反対側にも玉を並べていきます。
逆さまにする時に玉が落ちないようしっかり押さえながらひっくり返します。

こちら側も玉受けに薄くグリスを塗って、きっちり13個並べてやります。

球がうまく並ばないときは先の細いもので間隔を整えてやりましょう。

並べ終わったら玉押しを取り付けていきます。

一緒にハマっていた薄いワッシャーも忘れず取り付けます。
ちょっと分かりづらいですが軸の先端が楕円になっているので、その楕円に合わせてはめてやりましょう。

玉押しの上から固定用のナットを締めてやります。
完全に締め込む前に玉あたりの調整をします。

まず、玉押しを締めていき、軸が若干だけガタがある状態にします。
ほんのちょっと締めればガタがなくなるギリギリのところで止めておきます。

そこから固定ナットを締めていきます。
固定ナットを締めると玉押しが若干だけ押されて、ガタがなく回転も軽い状態になります。

この辺は納得の行くまで調整しましょう。

シャラシャラと軽く回るようになりました。

あとはケージを元通りに組み付けます。
歪んでたケージもペンチでぐいっと曲げてほらこの通り。

あとはストラップのサビ。
金属ブラシでシャカシャカこすって落としていきます。

だいたいきれいになりました。

今回はペダルのメンテナンス作業をお送りしました。

いよいよ次回はパーツの組付けに入っていきます。

ほいじゃまたね

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