大手自転車メーカーのGIANTから、バイクパッキングに適した自転車として「TOUGHROAD」と、バイクパッキング用バッグの「SCOUT」がリリースされました。
オンロードとオフロードの走行性能を両立した「TOUGHROAD」
TOUGHROADは、オンロード巡航性能とオフロード走破性をあわせ持つというコンセプトのもとに、MTBコンポに加え29×2.0インチタイヤと走破性重視のパーツを採用。ブレーキは油圧ディスクブレーキのM395を搭載し、悪天候や悪路でも安全に走行できます。ラインナップはSLR1とSLR2の二種類を展開していますが、SLR1は前後キャリアが標準で装備されているのが特徴です。
TOUGHROAD SLR1
TOUGHROAD SLR1 出典：GIANT
サイズ：430（XS）、460（S）、490（M）mm
重 量：11.9kg（490mm）重量はキャリアを含む
フレーム：ALUXX SLR-Grade Aluminum OLD135mm、D-Fuse Composite Seat Pillar
フォーク：Advanced SL-Grade Composite、Aluminum OverDrive Column
ドライブトレイン：SRAM GX / X7
クランクセット：SRAM S1000
ブレーキ：SHIMANO M395 160mm Rotors
タイヤ：MAXXIS MAXLITE SPEED 29x2.0
付属品：前後キャリア、ベル
価 格：140,000円（税抜）
TOUGHROAD SLR2
TOUGHROAD SLR2 出典：GIANT
サイズ：430（XS）、460（S）、490（M）mm
重 量：11.3kg（490mm）
フレーム：ALUXX SLR-Grade Aluminum OLD135mm、D-Fuse Aluminum Seat Pillar
フォーク：Advanced SL-Grade Composite、Aluminum OverDrive Column
ドライブトレインSHIMANO ACERA / ALIVIO
クランクセット：SHIMANO ACERA Triple
ブレーキ：SHIMANO M355 160mm Rotors
タイヤ：MAXXIS MAXLITE SPEED 29x2.0
付属品：ベル
価 格：110,000円（税抜）
GIANTのカタログ上ではX-ROADのSportモデルに位置づけられています。同じカテゴリーに属する自転車としてGREATJOURNYとANYROADが存在しますが、ロングツーリング用のGREATJOURNY、舗装路から主にダート向けのANYROADと来て、本格的に山に連れていけるモデルとしてTOUGHROADがラインナップに加わった感じでしょうか。
バイクパッキングに最適な、軽量かつ大容量なバッグシリーズ「SCOUT」
TOUGHROADに続いて、バイクパッキングを意識したバッグシリーズ「SCOUT」は、ハンドルバーバッグ、フレームバッグ（Sサイズ、Lサイズ）、シートバッグと3種類のラインナップでリリースされています。
SCOUT HANDLEBAR BAG
SCOUT HANDLEBAR BAG 出典：GIANT
SCOUT HANDLEBAR BAGは、固定用のハーネスからバッグ本体を取り外せるようになっており、荷物の出し入れの自由度が高いことが特徴です。片側を丸めて収納できるロールトップ仕様のため、荷物の量に合わせてコンパクトに使用でき、防水性も高められています。
サイズ：15×15×47cm
重量：275g
容量：6.0L
価格：7000円（税抜）
SCOUT FRAME BAG
SCOUT FRAME BAGはSサイズとLサイズの2種類をリリース。側面に大きな開口部を備え、走行中でも荷物を取り出しやすく設計されています。
SCOUT FRAME BAG（S）
SCOUT FRAME BAG（S） 出典：GIANT
サイズ：38×8.5×15cm
重量：240g
容量：4.2L
価格：5000円（税抜）
SCOUT FRAME BAG（L）
SCOUT FRAME BAG（L） 出典：GIANT
サイズ：44.5×8.5×23cm
重量：335g
容量：6.9L
価格：6000円（税抜）
SCOUT SEAT BAG
SCOUT SEAT BAG 出典：GIANT
SCOUT SEAT BAGは容量9Lと大きめに作られており、ちょっとしたツーリングならばこれひとつでも十分な容量があります。収納口が伸縮可能になっており、さまざまな荷物を収納できます。
サイズ：42×16×19cm
重量：440g
容量：9.0L
価格：6000円（税抜）
SCOUTシリーズの装着例
「SCOUT」シリーズの装着例 出典：GIANT
すべてのバッグを取り付けた状態で、20L近くの容量が確保できる計算となります。1泊2日程度のキャンプツーリングでしたらシートバッグ1つでも対応できそうですね。
まとめ
先日、こちらの記事（軽快さと柔軟性が売り！ 自転車ツーリングの新スタイル「バイクパッキング」の魅力とは？）でも紹介したように、海外を中心にバイクパッキングが盛り上がっています。大手メーカーも今後続々と参入してくることでしょう。魅力的なプロダクトが出てくることを期待しています。