毎日自転車に乗っていると、案外多くの人が自転車で通勤をしているのが分かります。
オーソドックスな軽快車、スピーディーなロードバイク、おしゃれなクロスバイクなど、いろいろな車種がありますね。
しかし、通勤用自転車として注目してみた場合、最強と言える車種が存在します。
それがシクロクロスと呼ばれる自転車です。
シクロクロスとは
シクロクロスという競技、自転車に興味のある方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
シクロクロスとは、オフロードで行われる自転車競技のことです。
元々はロードレースのオフシーズンに選手たちが行っていたトレーニングが次第に競技として広まったと言われています。
使用される自転車はロードレーサーによく似ていますが、タイヤが太めで、主にカンチブレーキまたはディスクブレーキの装備された自転車を使用するのが特徴です。
自転車通勤の敵
さて、ここで改めて自転車通勤の大敵について考えてみましょう。
幅寄せしてくる車でしょうか。それとも逆走してくるママチャリか。はたまた路肩のグレーチングかも。
確かにどれも強敵ですが、もっと根本的なことを考えると「雨」だと思います。
視界は悪くなり、ブレーキは効かず、タイヤは滑る。本当に怖いですよね。
雨のときは車で通勤するという方も多いと思いますし、正直それが正解だと思います。
が!雨だろうが風だろうが自転車で向かう人種が一定数存在することも事実。
ここから先は「雨でも気にせずチャリで行くぜ!」というハードコアツーキニスト(自分含む)に向けて送ります。
シクロクロス車の利点
シクロクロス車の特徴は太めのタイヤとディスクブレーキですが、そのどちらも雨天時に効果を発揮すると言えます。
元々が悪路用の自転車ですから当然ですね。
太いタイヤはスリップの危険性を減らしてくれますし、ディスクブレーキは雨にぬれても効きが悪くなりにくいため、安全にブレーキングすることができます。
純粋な競技自転車だけではなく、日常に使用できるシクロクロス車も販売されており、泥除け用やキャリア用のダボが付いているものもあります。
雨の日に乗って背中に泥がビチャビチャ散るということもなくなるので、泥除けはあった方がよいと思います。
最近ではこういったドロップハンドル+ディスクブレーキ+日常使いの自転車をグラベルグラインダーやグラベルロードと呼び、メーカーからも専用の車種が販売されているので、そういった完成車を購入するのもおすすめです。
キャリアダボがあれば荷物を積んでキャンプツーリングに出かけたりできますし、買い物で荷物を積むこともでき、一台で楽しめる幅がグンと広がりますね。
まとめ
以上、自転車通勤にシクロクロスを選ぶべき理由についてでした。
10km以下の通勤であればディスク仕様のMTBでもよいと思いますが、それ以上となるとやはりドロップハンドルのほうが疲れにくくなります。
またジオメトリー的にもロードに近いシクロクロスのほうがスピードに乗りやすくスピーディな移動が可能です。
というわけで、雨でも走るハードコアツーキニストにはディスク仕様のシクロクロスがおすすめです。
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