毎度どうも、カニクルです。
ログちゃんことログアドベンチャーに乗り始めて半年以上経つわけですが、左クランクあたりから異音が発生し始めてしまいました。
乗り出しで強めにクランクを踏むと左クランクから「コキッコキッ」っと不快な音が…。
というわけで、今回は異音の解消を兼ねてホローテッククランクへの交換をくわだてました。
BB交換、クランク交換の方法をご紹介していきます。
交換するパーツ
交換するクランクはSLXグレードのFC-M660です。
ヤフオクで7000円で購入しました。
ちなみにBB(SM-BB80)とチェーンリング付きです(RACEFACEの36Tチェーンリング)
交換作業開始
それでは早速取り付けていきます。
まずは今付いているペダル、クランク、BBをすべて外していきます。
ペダルを外す
手始めにペダルからいきましょう。
現状はこんな感じ。ペダルはもとから付いてたフラットペダル、BBはスクエアテーパータイプです。
よくある安い自転車の仕様ですね。
ペダルを外すときはペダルレンチがあると楽に外せます。
自分が使ってるのは数年前に買った自転車整備用工具セットに入ってたやつです。
ペダルを外す時に気をつけることは、左側のペダルと右側のペダルでネジの切り方が違うということです。
右ペダルは正ネジ、左ペダルは逆ネジとなっていますので、回す方向に気をつける必要があります。
といっても分かりづらいと思うのでこう覚えればオッケー!
「後ろに回せば緩む 前に回せば締まる」
しっかり外れました。買って間もないので固着もなく簡単に外れてくれました。
お次は左クランクへ。
ちなみにペダルを外すときは下の画像のような角度でレンチを掛けて、ぐっと下に体重をかけると楽に外れてくれます。
固い場合はレンチをゴムハンとかでゴンゴン叩く!
クランクを外す
ペダルを左右とも外したら、お次はクランクを外していきます。
使用する工具はこれ!コッタレスクランク抜き!
さきっちょはオクタリンクとかISISとか他のクランク取り付け方法にも対応できるアダプターになっています。
今回はスクエアテーパー(四角軸)タイプなのでぶっこ抜いて使います。
このコッタレスクランク抜きを使う前に、クランクの固定ボルトを外します。
六角レンチを使って外していきます。
ここはそんなにトルクもかからないので簡単に外れるはず。
この固定ボルトを外すと、クランクの穴の内側にネジが切ってあるのがみえると思います。
それではいよいよコッタレスクランク抜きの出番。
クランクの穴にコッタレスクランク抜きをねじねじしていきます。
ねじねじする前に、コッタレスクランク抜きのお尻の部分だけを緩めて先端が引っ込んでる状態にしてください。
指でグリグリねじり込んでいってもうこれ以上ねじり込めないってとこで止めます。
ここからは工具を使って締め込まなくても大丈夫です。
次は、先程緩めておいたコッタレスクランク抜きのおしり部分を締めこんでいきます。
しばらく締めていくと、クランクがぬるっと外れてくれます。
おしりの部分が締め込まれることで、クランクにハマっている軸を押し出していく構造になっています。
BB側の軸はこんな感じ。
軸が四角くなっていて(スクエア)内側に向かうにつれて太くなる傾斜(テーパー)が付いていることからスクエアテーパーと呼ばれます。
お次はチェーンリング側も同じ手順で外していきます。
まずは固定ボルトを外して、
コッタレスクランク抜きをねじねじしていきます。
この時に、必ずおしり側のネジをまた緩めておくことを忘れないように!
さもなくばクランクのネジ山をなめるという悪夢を味わいます(経験済み)
ぬるっとはずれます。
チェーンリングを外したあとはチェーンをじゃまにならないところに引っ掛けておきましょう。
BBを外す
さて、ここまでの作業でようやくBBを外す作業に取り掛かることができます。
案の定きたねぇ。しかもピンぼけで最悪です。
まずはここについたチリやゴミをきれいにしていきます。
使い古しの歯ブラシとかでゴシゴシしていきましょう。
なぜここをきれいにするかというと、次に使う工具のかみ合わせを良くするためです。
BB抜きとかBBツールとか呼ばれるやつですね。なんてシンプルな名前なのか。
コッタレスクランク抜きくんにも見ならっていただきたい。
この工具はこういう形で、BBの溝にピッタリ噛み合って回す形になっています。
先ほど清掃をしたのは、このかみ合わせ部分をきっちり奥まではめるためですね。
それでは早速BBを外していきます。
BBも回す方向に注意しましょう。
左側は正ネジですが、右側は逆ネジになっています。
まずは左側から。
ザクっとはめて、
グイッと回す!
ここも購入して間もないのでサクッと外れてくれました。
お次は左側を外していきます。
右側が逆ネジになっているので、回す方向に注意します。
画像のようなレンチのかけ方で、下方向に体重をかけていきます。
こっちはちょっと硬かったですが、ゴムハンで一発カチこむとぐいっと外れてくれました。
さて、ようやくBBを外し終えましたので、新しいパーツを取り付けるべく準備をしていきます。
各部清掃・グリスアップ
まずは取付部を清掃しましょう。
ウエスで拭いたあとパーツクリーナーを吹けばオッケーです。
中を触ってるとアルミの削り屑が出てきたので、念入りに清掃したほうが良さげ。
きれいになったところで、ネジ山にグリスを塗っていきます。
使ったのはホームセンターで買ったやっすいリチウムグリス。
ケチッてるわけじゃないの!お金がないだけなの!
グリスを塗り終わったら、取り付けるBB側のネジ山にもグリスを塗ります。
オイル、グリスの使い方についてはこちらの記事で紹介しています。
BBの取り付け
いよいよBBを取り付けていきます。
BBにも左右の区別がありますので、刻印をしっかり確認して取り付けていきましょう。
また、締め込む方向も表示されているので間違えないように注意しましょう。
指でねじねじして限界まで来たら、BB取り付け用の専用工具で締め込んでいきます。
左右とも取り付けが完了しました。
それではお次はクランクを取り付けていきます。
クランクの取り付け
その前に、今付いているチェーンリングを新しいクランクに取り付けます。
バッチリ取り付け完了。
実はチェーンリングがうまくはまらなくて内側をヤスリでゴリゴリ削ったのは内緒だよ。
チェーンリングは激安中華パーツだしこのストレイツォ容赦せん!
クランク軸を取り付ける前にグリスをぬりぬり。
ちなみにこのシャフトは中空になっててホローテック2っていう仕様のやつです(今更)
さきっちょを穴に添えて一気に挿入します。
はいそこエロイ想像しましたね?ぼかぁ隠してもわかりますよハハハ。
ガチコンと挿入完了。
いよいよこの交換作業も終りが近づいてきました。
反対側に飛び出た軸にもクランクを取り付けていきます。
こっちもきちんとグリスを塗っておくのを忘れずに。
きちんと噛み合う位置が決まっているので位置を合わせて挿入します。
一箇所太くなってる部分がクランクのてっぺんに噛み合います。
まあここ以外にはちゃんとはまらないのでわかると思いますが。
てっぺんについてる薄い板がストッパーになってるので、これがきちんと収まるようにマイナスドライバーとかでつんつんしておきます。
しっかり位置が決まったら、プラスチックのしょぼい蓋を同じくプラスチックのしょぼい工具で締めておきます。
クランク自体は左右についてる六角ボルトで止まってるので、こっちはきちんと締めて固定します。
左右を均等に締め込んで、トルクに偏りがないよう注意します。
ペダルの取り付け
左右のクランクの取り付けが完了しました。
ついでに文字を打ち込んでる僕の腕も疲労が溜まってきました。
ようやく最後の作業、ペダルの取付です。
今回はペダルはもともと付いてたものを再装着します。
ペダルにも左右の区別があるので間違わないように!
間違って付けちゃうと悲惨なことになります。
ペダル自体に左右の表示がついていることが多いのでしっかり確認しましょう。
ところがこのペダル左右表示がなくてちょっと焦りました。
とりあえず指でねじ込んでちゃんとハマる側を確認して取り付けました。
ペダルを取り付けるときは、はじめは指でくるくる回して、ある程度入ったらペダルの軸を持ってクランクを逆回転させながら締め込んでいくと楽です。
指で締め込める限界まで来たらペダルレンチの出番。
ペダルは「後ろに回せば緩む 前に回せば締まる」ですね!
はいそこのあなた忘れてましたね?ぼかぁわかりますよハハハ。
画像のような角度でレンチを掛けて、下方向に体重をかけていきます。
左側ペダルはこっち向きにかけて体重をかける!
それなりに強めに締めといてください。
走行中にペダルが外れると死にます。
ホローテック化完了
というわけでBB交換、ホローテック2化完了しました!!わーわーぱちぱち
なかなか渋いじゃないですかぁ…
ちなみに今回交換したパーツの重量はこんな感じ。
BBは痛恨の測り忘れ。公称値95gだそうです。
外したパーツの重量はこちら。
クランクとBBだけを交換したので573g+285g=858gが、582g+95g=677gになった計算になりますね。
占めて181gの軽量化!ほぼBBの重さやんけ!しかもBB軽くなったところでほとんど影響ないやんけ!
結果は?
というのはさておき試走してまいりました。
異音は完全解消!クランクの回転も滑らかで引っかかりもなくなりました。
ダンシングしてもガッチリした感触があって満足度高い改造となりましたわぁ…。
ちなみに今回の作業、Amazonで売ってる自転車工具セットでほぼ対応できます。
みなさんもBB交換を手始めに自転車改造沼にハマってみてはいかがでしょうか。
ほいじゃまたね
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