パンクが激減!たったひとつのチェックポイントとは?

自転車
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自転車に乗るかぎり常について回るトラブル、それがパンクです。
通勤通学途中に自転車がパンクしてしまった!遅刻してしまう…と頭を抱えながら辺りを見回してみても近くに自転車屋は見当たらず、泣く泣く押していく時の気分はなんともいえず切ないものがありますよね…そんな厄介なパンクをたちまち減らす、たったひとつの簡単なポイントがあります。

パンクを減らすたったひとつの簡単なポイント

それは
適正な空気圧を保つこと
そう、たったこれだけです。

実はパンクの種類っていろいろあります

ところで、パンクとひと口に言ってもさまざまな種類があるのをご存知ですか?

  • パンクという言葉の通り異物が貫通(puncture)してしまった「貫通パンク
  • 段差などに乗り上げた際に、チューブが路面とリムに挟まれてしまう「リム打ちパンク
  • チューブが摩耗してしまって穴が開く「摩耗パンク

大きく分けて以上の3つがあります。

さて、ここで問題です!この3つのパンクの中で一番多いものはどれでしょうか?
正解は最後に挙げた「摩耗パンク」です。
そうです、パンクした時に実際に何かが貫通していることはほとんどないんです!(punctureなのにね!)

パンク原因の統計

それでは実際のパンク原因を集計したデータを見ていきましょう。

パンクの原因内訳
パンクの原因内訳
http://www.myring.jp/punk-data.html

こちらのデータは実際に自転車店を経営されている方が、約6000件のデータを集計したものです。内部摩耗パンクが33%と一番多く、その次に乗り上げパンク(リム打ちパンク)の22%が続き、刺さり物パンク(貫通パンク)は13%となっています。

もう一つのデータも見ていきましょう。

パンク原因
パンク原因
flat tire

こちらのデータも自転車店にて集計されたものです。
虫ゴムの破損が一位になっていますが、実際にチューブに異常があるものに限るとやはり摩耗が最も多いものとなっています。


実際に私自身も2年ほどホームセンターの自転車売り場に携わっていたことがありますが、摩耗パンク、リム打ちパンクで持ち込まれる自転車がかなり多かったことを記憶しています。(残念ながらデータの集計はしていませんが…)

摩耗パンク、リム打ちパンクを防ぐには

さて、摩耗パンクおよびリム打ちパンクが全体のうちで大きな割合を占めるということがわかりました。実は、この二つのパンクが起きるにはある共通した原因があります。

それは、チューブ内の空気圧が低下していることです。

摩耗パンクの場合

チューブ内の空気圧が低い状態で長期間乗っていると、ブレーキや発進などの繰り返しによりタイヤの中でチューブがだんだんとズレていきます。

そのままどんどんズレがひどくなっていくと、タイヤの中でチューブが折りたたまれたような状態となり、伸びてしまった部分やカドになってしまう部分が摩耗して穴が開いてしまいます。

リム打ちパンクの場合

空気圧が低いということは、すなわち「空気のクッションが少なくなっている」ということです。

クッションが少ない状態で段差を乗り越えようとすると、リムと段差のカドがガツンとぶつかってしまいます。当然リムと段差の間にはチューブがありますから、挟まれて衝撃を受けたチューブは穴が開いてしまいます。
(余談ですが、チューブに並行して2つ穴が開くことから、蛇の噛み跡に見立ててスネークバイトと呼んだりもします。)

空気圧をきちんとチェックしよう

摩耗パンク、リム打ちパンクを防ぐためには、適正な空気圧を保つことが欠かせません。
最低でも二週間に一回、スポーツ車なら一週間に一回、空気圧をチェックする習慣をつければ、パンクの確率をグンと減らすことができます。
また、空気がきちんと入ったタイヤは転がり抵抗が少なくなりますから、走るのもスムーズになり一挙両得と言えます。

毎日自転車に乗っていても、空気圧をチェックしていなかったり、ブレーキなど各部の点検を怠っていると、パンクに見舞われやすくなったり、大きな事故を起こしてしまったりということがあります。

自分が使う乗り物ですから、気持ちよく安全に運転できるようきちんとチェックをしてあげましょう。みなさんが快適な自転車生活を送れるように祈っています。

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