ブリヂストンが既存車種に折りたたみモデル追加。そのワケは?

自転車
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ブリヂストンサイクルより CYLVAとMark Rosaの折りたたみモデルが相次いで発売されました。

都市生活をアクティブに変える “ミニベロ折りたたみ自転車” 「CYLVA(シルヴァ) F6F、F8F」新発売
都市生活でのデイリーユースに適した “お買得”ミニベロ折りたたみ自転車 「Mark Rosa F(マークローザエフ)」新発売

CYLVAとMark Rosaはどちらも「BRIDGESTONE GREENLABEL」シリーズで展開されている自転車で、今回の発表は既存の車種に折りたたみモデルが追加された形となっています。なぜ、改めて折りたたみモデルを追加したのでしょうか。

折りたたみ自転車の需要が増加している

同社の調査によると、自転車の車種別購入意向は折りたたみ自転車が一位となっており、保有率も一般軽快車に続いて2位というデータがあるようです。折りたたみ自転車の需要が増大している要因として、下記のリンク先でも取り上げられているように、都市部での駐輪場不足が挙げられます。

自転車ブームで「マンション困った」 足りない駐輪場 :日本経済新聞 

特にマンションなどの集合住宅でトラブルが多く、対策を迫られているマンション管理人も少なくないようです。このような背景から、マンションでのレンタサイクルサービスや遊休地を駐輪場に転用するサービスなどが生まれてきています。

解決策としての折りたたみ自転車

そうした中で、混雑した駐輪場にとめるのではなく、室内に持って入るという方もいることでしょう。折りたたみ自転車は軽快車よりも軽量で、折りたためば玄関先で保管でき、職場などにも持ち込みやすいサイズになるというメリットがあります。このことから考えると、今回のブリヂストンサイクルの折りたたみモデル拡充は、持ち込んで保管する方向性で混雑緩和へのアプローチを模索しているようにも思えます。

都市全体での取り組みが必要

2020年の東京オリンピックに向けて、お台場を自転車特区にする構想が発表されるなど、東京都を自転車に優しい街に変えていこうとする試みが進められています。自転車道の整備なども増えており、それももちろん重要ですが、駐輪場所がないのでは結局活用にはつながりません。盗難対策などまだまだ課題は山積みですが、ヨーロッパなどの優れた自転車社会をお手本にしつつ、低炭素社会を目指して日本でも自転車活用が進んでいくことを期待したいですね。

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